2004/05/30

デザインのチカラ

たまに見るテレビで素人さんがいろいろなお宝を評価して貰う番組がありますが、その中で西洋のアンティーク陶器や中国の青磁などを「一目で気に入って大枚叩いて」買って来て、結局は偽物や写しだったりする事が良く有ります。
また、ハーレー乗りが集まる「オバカ集会兼鯨飲大会」である「ミーティング」の会場に出店している「安物銀もの屋」の商品でも、クロムハーツやビルウォールレザーやレナードカムホートなどの有名ブランドのデザインを模倣した物が良く売れて行きます。この2つの例で判るのは「デザインの力」という事です。骨董を「旦那買い」する人も、銀ものを「安物買い」する人もそれぞれ元になったオリジナルをほとんど見た事が無いはずですが、なぜそれを気に入ってしまうのでしょうか。
結局の所「オリジナリティ」のあるデザインのチカラは、悪意のある偽物からさえも弱いながらも魅惑の光を放っているのです。