2004/05/18

チキンラーメンは偉大である

チキンラーメンは偉大である、なぜならば今それを食べながら「大変満足」しているからである。おもえば子供の時はチキンラーメンはなにかあまり高級な感じがしないラーメンで、どちらかといえば、クリマタストアで買ってきた「マルタイの棒ラーメン」や「うまかっちゃん」なんかの豚骨味や、エースコックの「ワンタンめん」やマルちゃん「カレーうどん」や「「天ぷらそば」などの最下位に位置していたような気がします。おかげで家で食べた記憶はあまり無いのですが、しかし、しかしですね、いまこうやって食べてみるとですね、学生時代に、学校の前にあった怪しい店で出される「ラーメン」とはもろにこの「チキンラーメン」だったわけで、オバさんがかったるそうに丼に入れてお湯を掛けて出してくれたあの味、実家からの送金が途絶えて、パチンコの稼ぎで食っていた同級生が、景品で取ってきていて、遊びに行くとかならず出してくれた、鍋のまま出されたあの味、バーテン見習いの後輩が、下宿の3帖でこれがいちばんのごちそうだっていってご飯と一緒に鍋で煮ていたあの匂い、これらををまざまざと思い出したわけです。ああ、貧乏な酒飲みの若者の貴重な味方だったチキンラーメンは時代を超えて今でも皆に愛されている超定番商品として、日清食品の今期好決算をささえていると思うと感動してしまいました、「チキンラーメンは偉大である」